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2017

絵本「どうするティリー?」から学ぶこと

知恵と勇気、諦めない心で壁を乗り越える

話のあらすじ

あるところにティリーというネズミがいた。ティリーの集落には壁があった。ティリーの仲間たちは誰一人、壁があるという現状を気にしていなく、壁があることが当たり前だった。しかし、ティリーだけは壁を気にして、向こう側にあるだろう美しき素晴らしい世界を夢見ていた。ティリーはどうにかして壁の向こう側に行きたいと思った。そしてその夢を叶えるために諦めずにいろいろな方法でチャレンジし、達成する。

この話の作者、レオ・レオーニはユダヤ系のオランダ人であった。それと関係があるのかは言い切れないが、この話は1989年、ベルリンの壁が崩壊された年である。

ティリーは壁の向こう側に行くために、様々な方法で挑戦する。せめて除き穴でも、と思い釘で穴をあけようとしたり、仲間に協力してもらい登ってみようとしたり。しかし壁はどこまでも高く、頑丈だった。ある日、ミミズが潜っていくのを見て「穴を掘る」という方法を思いつく。穴の中は、何も見えず、掘っても先が見えない。闇の中で手探りの作業だった。さらには、掘っていけばたどり着けるという確証も無いまま、ティリーは夢・希望を持ち続け、穴を掘ることをやめなかった。

バドミントンの練習に置き換えてみるとどうだろう。壁を越えるというのは、現状を越えるということの象徴であり、壁に気づくというのは現状を越えようとすることのはじめの一歩である。壁を乗り越えるというアプローチをコーチや監督が行う。 暗闇の中でティリーは諦めずに掘り続けたが、この先の見えない状況というのは、コーチングと一緒の状態といえる。毎日、辛い練習を乗り越えても、試合に勝てるという保証はどこにもない。それはクライアントである選手も、コーチ・監督も同じ状況下にある。それでも高い高い壁を乗り越えるために、努力をし続ける。選手・コーチや監督が共同作業で、力・知恵・経験を生かして決して諦めずに希望を持って前へ進むことが大事である。前へ進むことをやめたら、もう後は戻るだけの道である。もしかしたら、必死に壁を乗り越えて掴んだ夢も、また失うかもしれないし、案外平凡で普通な世界が待っているかもしれない。それでも壁の向こう側へ一人がたどり着けば、みんなついて行く。一番最初に勇気を出すことは大変で、難しいことだが、誰か一人が行動すればチームも自然と強くなっていくのではないだろうか。

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