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2016

生理学

生理学

(Ⅰ)下の図は運動時間による毎分の酸素摂取量をグラフ化したものである。

                                                                                               

アデノシン三リン酸(ATP)…筋肉の収縮活動・伸展活動においてエネルギーを供給する成分。

               人間の運動するための全ての素となっている。

ATPは人間の体内に微量しかなく、すぐになくなってしまう。ATPを再形成するための方法は以下の3つがある。

・有酸素系(O2系)

・乳酸系(LA系)

・ATP-PC系

これらの運動を行うことによってATPが形成されエネルギーを生み出すことができる。

なお、乳酸系とATP-PC系は無酸素エネルギーであり、有酸素系と乳酸系はATPを作り出すだけでなくそれだけでエネルギーを生み出すことができる。


(Ⅱ) 最初の図から発展させて考える。

定常状態に上がるまで、足りない酸素が運動のし初めに必ず出てくる。この部分を酸素負債という。この部分は無酸素状態で補い、同時に乳酸が蓄積される。(乳酸系)

Bの状態まで来ると十分な酸素量が供給されるため有酸素系の運動へと切り替わる。

ウォーミングアップの効用

 体温が1℃上昇→体内の化学反応速度は約13%アップする

  ⇒酸素の取り入れ(摂取)、ガス交換効率、熱産生がそれぞれ高まる

  ⇒激しい運動、持続性


(Ⅲ) バドミントンの試合中に例えてみる。

試合開始(作業開始)5分で最初の定常状態を迎える。そこから20分の時点でペースをもう一段階あげて相手を突き放そうとする。そこで第2次の定常状態となる。それでも相手がついてきてあと一段階ペースをあげようとすると、それまでのトレーニング以上の酸素摂取量が必要となり、酸素供給が追い付かなくなってしまう⇒All Out


(Ⅳ)ATポイント

無酸素性作業閾値(AT):有酸素性エネルギー供給が追い付かず、主として無酸素性エネルギー供給(乳酸系)による運動に切り替わるポイント

=血中乳酸濃度4mMになるポイント・最大酸素摂取量


(Ⅴ) トレーニングによるATポイントの右方移動

ランニングなどのトレーニングによりATポイントは右方向に移動し、それと同時に激しい運動にもより長時間耐えられるようになる。


(Ⅵ) A(上)とB(下)が対戦した場合を考える。

最大酸素摂取量はBの方が多い。そのためAの最大酸素摂取量を超えるラリー展開になった時点でBの勝ちはほとんど決まってしまう。

試合の時点でこの事実は変えられないことであり、仕方ないことである。しかし、AがBと対等に戦うための方法はないことはない。

・経済原則に適った技術を用いる戦術の選択により酸素の消耗を防ぐこと。

・自分の持たない武器で戦おうとしないこと。

・心理学的な揺さぶりをかけること。

               ⇩

                                             ゲームの基礎的なディマンド(要求)

第1…酸素摂取能力を大きくすること

第2…貯蔵グリコーゲン量を大きくすること

グリコーゲン(糖)=エネルギー源

<グリコーゲンローディング>

 試合前に筋肉にグリコーゲンを蓄えること。


(Ⅶ)

上の図を見ると動きのスピードと筋の張力は反比例の関係にあることが分かる。

筋の張力…筋が収縮した場合に骨を引っ張る力、もしくは筋を受動的に伸張させた場合のそれに対して筋の引っ張る力のこと。


(Ⅷ)筋力の立ち上がり曲線

筋力の発揮の立ち上がりの良し悪しはは、ヒッティング、トラベリングを含むプレーの出来栄えに大きく影響する。

グラフを見て分かるように、Aさんが最大筋力に0.5秒で達しているのに対して、BさんはAさんの最大筋力に0.2秒で到達している。

→最大筋力が大きい人の方が立ち上がり速度も速い

⇒最大筋力が大きい人の方が運動において有利となる


(Ⅸ)筋力トレーニングについて


【バドミントン】相対筋力=体重に対する筋力(筋力/体重)

短時間での力の発揮能力⇒爆発的筋力

バドミントンでは最大の力を出すことはあまりない。ニアマキシマム(最大化)での筋力の発揮が何回も行われる。=連続的な運動に対する動的な筋持久力

                                               →バドミントンで重要

<HARD面>

①…酸素を摂取する能力

②…グリコーゲンを蓄積する能力

①②は機械的な筋肉の動き。苦痛に耐えたりする段階。

=エアロビックパワーを伸ばしていく段階

<SOFT面>運動そのものに対する意識作用が重要

③…神経系と運動器系の統合能力(スピード)

運動の優れた形と運動の意図の理解(意識作用)。バドミントンの優れた形を理解している段階。

機械的な運動要因との関わり→コーディネーション(巧みさ)

④…意識集中してのパワー発揮

 加速度に関係する能力、一層高い意識の集中。パワーとして表出する。

⑤…運動の先取り・投企

 プレ・ローディング(=動き出しの前に予め負荷をかけておくこと)を利用したエキセントリックな筋運動を呼び出す

→運動の先取り(アンティシペーション)=前負荷

 先どられた運動に対して必要な運動を予め用意し、自らを投げ出していく

⇒これがないと動き出しが遅れてしまう

⑥…リズムに乗った統合、運動・スピード

 リズム⇒強弱の変化 / スピード⇒リズムに乗ったスピード

 →連続するパワーの爆発

最高の意識作用、持続する集中力、細心且つ勇敢な心の支配


 

・ランジの形成(トレーニング)

 現在の形:守備的な要素の高いランジ…膝の角度を90°にしていない。

 本来はもっと攻撃的な形

→踏み込み足は136°、ピラー(体幹)をもっと立てる

・スイング(オーバーヘッドストローク)

 羽にとどきに行く局面を作らない。構えから一気にスイングする。特にドロップの時に注意する。

・ネット前の自由度

「相手に見える」ということを利用する。

→見せる、ラケットの面、腕・肘の余裕

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