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2014

勉強会⑮ 欠けているということ

「欠けているということ」

大学=高等教育研究機関

・「教育」について

 教育=出来ることを基準とし、「出来ない」ことと向き合っていくプロセス

フロイトは、出来ない、欠けているということに注目し、どのようにそれと向き合うべきか疑問にもった。(欠けていることの問題)

                                                      ↓

欠けている⇒人間の根本的なあり方

穴のない人間なんてこの世に存在しない。人間は生まれた時から欠けているものであり、それこそが人間の根本的なあり方であると提唱した。

 

この考えはギリシャ神話がモデルとなっている。

 アンドロギュノス=「男と女」「男と男」「女と女」の二人が背中合わせでくっついた3種の人間(古代、最初の人間)

⇒神であるゼウスが2人の間を切り裂いた。

この引き裂かれたものが人間であり、両性具有のため、互いに欠けたかつての分身を求め続ける。

 

キリスト教の旧約聖書の中でも似たような話がある。

アダムとイブがエデンの園という何もかもが整っていて素晴らしい場所に住んでいた。(=充足されている)

しかし、ヤハウェから絶対食べてはいけないといわれていた善悪(知恵)の樹を蛇の誘惑で食べてしまった。ヤハウェは命の実も食べられるという恐れからアダムとイブをエデンの園から追放した⇒人間は欠けているものとして誕生した

 

(現実でも・・・)

赤ちゃんが生まれる前は母親のお腹にいる⇒充足されている(生きていくための栄養が備わっている)

誕生すると、充足との決別を余儀なくされる、失われる。

⇒欠乏した状態になる ex:泣き叫ぶ

※誕生と同時に人間は欠けている存在となる

子供は、母親によって欠乏から満たされていく(=受動的充足状態)

このような“母子間の授受”は成長とともに役割が減少していく

満たされる=不足を感じることが欠かせない。自分に欠けている、何か足りないと感じない限り満たされることはない。⇒重要なこと

☆子供自らの力でその達成に向けて動くこと

 「目標」「憧れ」は自力で充足させなくてはいけないことを気づかせてくれる1つの方法である。

達成を目指して行動するとやがては自力で充足させていくことを覚える

⇒不足の“気づき”を与えてくれる

それがdependentな状態からindependentな状態へ成長するということ=自立の達成

・Dyad(ダイアド)=対でなければ成立しない、存在の仕方 

2個で1組 ex:母と子、コーチと選手

この関係を良しとする者が多い。

       ↓

Dyadな関係を続ける、維持する

どちらか一方が欠けると成立しない

       ↓

常にdependentな状態となる

ex;指導者が何らかの関係でいなくなったとき、どうしていいのか分からなくなる、何も出来なくなる。

 

dependent→independentになる。

心理的な自立に繋がり、選手が成長していくことと大きく関係している。

いつまでもDyadな関係では選手の自立を妨げる。

dyadな関係からindependentな状態にシフトしていくのは指導者・親の役割である。

ex:「父親殺し」「母親殺し」

⇒このような成長が無い限り大人にはなりきることができない

 

これまでの自分(過去)、今の自分(現在)、これからの自分(未来)を常に見つめ、よく考えなくてはいけない。

 

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